■  カタログ式プロシ−ジャとストリーム内プロシージャ


プログラムのコンパイル、アセンブル、連係編集、および実行をする際に、
同ジョブ制御ステートメントの集合を、ほとんど変更しないかまたは全く変更せずに、
繰り返し使用することがよくあります。

時間を節約しエラーの発生を防ぐために、数組のジョブ制御ステートメントを用意し、
これらをプロシージャー・ライブラリーと呼ばれる区分データ・セット(PDS)または
拡張区分データ・セット(PDSE)に保管したり、カタログしたりすることができます。
プロシージャー・ライブラリーのデータ・セット属性は、SYS1.PROCLIB(レコード長 80 で
レコード形式 FB) に合わせなければなりません。

システム・プロシージャー・ライブラリーである、SYS1.PROCLIB (または導入時に定義した
プロシージャー・ライブラリー) 内のこのようなジョブ制御ステートメントの集合を、
カタログ式プロシージャーと呼びます。

プロシージャーをカタログに入れる前にテストするには、プロシージャーを入力ストリームに
入れて実行します。
入力ストリーム内のプロシージャーを、ストリーム内プロシージャーと呼びます。
コーディング可能なストリーム内プロシージャーの上限はジョブ当り15個です。


※ストリーム内プロシージャのサンプルはこちらです。

※ストリーム外プロシージャのサンプルはこちら(←特定ライブラリーに作ったカタプロを呼び出す例)です。

※カタプロの中にコントロールカードを含める例も同じサンプルにあります("カード パラメータを外出しにする例"のところ)

z/OS V1R13から、プロシージャ内に、"DD *"を定義できるようになりました!


原典:日本アイ・ビー・エム株式会社
      GC28-1757-00
      OS/390 MVS JCL Reference
      (一部改変)

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