URG(urgent)
送信するTCPセグメント中に緊急に処理すべきデータが含まれていることを示す。
緊急データがどこにあるかはTCPヘッダーの中の緊急ポインターで
指示する。
ACK(acknowledgement)
相手から受け取ったTCPセグメントに対する返事を返すために使う。
接続開始時の最初のTCPセグメント以外は全てACKがONになる。
PSH(push)
送信側が受信側のTCPセグメントをすみやかにアプリケーションに受け渡すことを
要求するためのフラグ。
RST(reset)
TCPの接続状態を強制的に切る(初期状態に戻す)ために使う。
接続している相手がおかしな挙動を示して通信ができなくなった時や、
サーバー側がクライアントの接続を切断したい時に利用する。
SYN(synchronize)
TCPコネクションを確立する時に使う。接続開始時にはお互いにSYNフラグがON
になったTCPセグメントをやり取りするが、それ以外には使わない。
FIN(finish)
TCPコネクションを切断(終了)する時に使う終了用フラグ。
こちらはSYNとは逆にTCPコネクションを切断する時以外は
使わない。