【MVS略語集】 |
略語 | 正式名称 日本語 |
簡単な説明 |
S/390 | System/390 | IBMの汎用機ハードウェアの総称。現在は9672シリーズ。 |
SAA | Systems Applications Architecture システム・アプリケーション体系 |
ソフトウェア・インターフェース、規則、およびプロトコルの集合。 適用業務の設計と開発のために枠組みを提示し、システム間の整合性をもたらす。 |
SAF | System Authorization Facility システム許可機能 |
SDSFによって呼び出されるMVSインターフェース。 資源アクセス管理機能(RACF)などの外部安全保護システムと通信する。 |
SAIL | System development Aid for IMS/ESA onLine applications オンライン適用業務開発/運用支援プログラム |
IMSのもとで稼働するオンライン・システムの構築、ならびに開発・保守・運用の支援を目的とする共通制御プログラム。 |
SAM | Sequenced Access Method 順次アクセス方式 |
物理的に記録されている順番にレコードを処理するアクセス方式。 |
SBCS | Single-byte Character Set 1バイト文字セット |
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SC | Segment Code | セグメントタイプ毎の階層パス順の通番 |
SCDS | Source Control Data Set ソース制御データ・セット |
SMS構成を含むVSAM線形データ・セット。SCDSにあるSMS構成はISMFを使って変更および妥当性検査が可能。 |
SCP | System Control Program システム制御プログラム |
システムの稼働と保守に必要な機能を提供するIBMプログラム。 |
SCW | Segment Control Word | |
SDB | System-Determined Block size ブロック決定サイズ |
OSによって決定されるデータセットの最適なブロックサイズ。DASDのボリューム属性によって最適な長さのブロックサイズを決めてくれる機能
指定は、LRECLに0(ゼロ)を指定します。 ※あくまでもDASDです。TAPE装置に対して指定しても適切なブロックサイズにはなりません。エラーにはなりませんが。 |
SDLC | Synchronous Data Link Control 同期データ・リンク制御 |
通信回線を使ってデータを転送する際の遷信規約のひとつでSNAで使用されている。 |
SDR | Sustained Data Rate 実効データ転送率 |
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SDSF | System Display and Search Facility システム表示および検索機能 |
メニュー方式の全画面インターフェースを提供するIBMライセンス・プログラム で、MVS/JES2システムのジョブおよび資源に関する詳細情報を入手する。 |
SDSP | Small Data Set Packing スモール・データ・セット・パッキング |
DFSMShsmでは、指定した実データの量以下を含むデータ・セットを移行するのに使われる処理。データ・セットは1つ以上のレコードとして移行レベル1ボリューム上のVSAMデータ・セット内に書き込まれる。 |
SDW | Segment Descriptor Word | |
SEOF | Software End-of-File | ソフトウェアファイルの終わり |
SER | volume Serial Number ボリューム通し番号 |
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SETL | Set Lower Limit of Sequential Retrieval 順次検索の下限設定 |
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SF | Sequential Forward 順次正方向 |
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SI | Shift In | シフトイン。漢字コードの終わり。IBM漢字の場合は、X'0F'である。 |
SHCDS | Sharing Control Data Sets 共用制御データ・セット |
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SJF | Scheduler JCL Facility スケジューラーJCL機能 |
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SK | Skip to a Printer Channel | プリンター・チャネルへのスキップ |
SL | ibm Standard Labels | IBM標準ラベル |
SLDS | System Log Data Set システム・ログ・データ・セット |
ログ・レコードが最終的に格納されるデータセット。IMS/VSのバッチ領域では実行中に作成される。IMS/VSのオンライン・システムでは、OLDSをユーティリティーでコヒーすることにより作成される。 |
SLI | Suppress Length Indication bit | |
SMB | System-Managed Buffering システム管理バッファー方式 |
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SMF | System Management Facilities システム管理機能 |
システム使用状況を評価するために使用できる情報を収集し、 記録するための方法を提供するMVS構成要素。 |
SMS | Storage Management Subsystem 記憶管理サブシステム |
記憶の管理を自動化および集中化するのに使われるDFSMS/MVS機能。SMSを使って、記憶管理担当者はシステムにデータ・クラス、記憶クラス、管理クラス、記憶グループ、および ACS ルーチンの定義を通じてデータ割振り特性、パフォーマンスと可用性の目標、バックアップと保存の要件、および記憶要件を記述します。 |
SMSI | Size of Main-Storage area for highest-level Index | 最高レベル索引用主記憶域のサイズ |
SMSVSAM | VSAMレコードレベル共有1(RLS)を提供するVSAMサーバーの名前 | |
SMSW | Size of main-storage Work Area | 主記憶作業域のサイズ |
SNA | System Network Architecture システム・ネットワーク体系 |
通信システムを介して情報単位を伝送するための論理構造、形式、プロトコル、および操作手順の総合的な記述。 SNAは、コンピュータとその資源を結ぶ完全なプロトコルスタックである。SNA はプロトコルの体系であり、 自身そのものにプログラムは含まない。 <以下、Wikipediaより> SNA の実装については、様々な形のコミュニケーションパッケージが出ており、 最も有名なものは、SNA communcationsを実現するVTAMである。 |
SO | Shift Out | シフトアウト。漢字コードの始まり。IBM漢字の場合は、X'0E'である。 |
SP | Space line on a printert | プリンター上のスペース行 |
SPI | Systems Programming Interface システム・プログラミング・インターフェース |
システム・アプリケーション体系でサポートされる環境で、 より簡単に統合化したり移動したりできる適用業務を開発するための、言語、コマンド、 および呼出しを提供する。 |
SPUFI | SQL Processing Using File Input ファイル入力による SQL 処理 |
DB2のツール |
SQA | System Queue Area システム待ち行列域 |
MVSにおいて、システム関係の制御ブロック用に予約された仮想記憶域。 |
SRB | Sequential Randomizer Generator | IMSデータベースにロードするデータを解析して、ランダマイザーテーブルを自動的に作成する機能 |
SRG | Service Request Block サービス要求ブロック |
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SRM | System Resource Manager システム資源管理プログラム |
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SS | Select Stacker on card reader) カード読取装置上のスタッカー選択 |
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SSAs | Segment Search Arguments セグメント探索引数 |
DL/I CALLの一部分ででセグメント情報を与える。 |
SSI | SubSystem Interface サブシステム・インターフェース |
サブシステム・インターフェースは、MVSシステム・ルーチンが、 主サブシステムのサービス、ジョブ入力サブシステムのサービス、またはサブシステム定義処理 を介してMVSに定義されたサブシステムのサービスを要求するときに用いる手段。 |
SSP | SubSet Pointer サブセット・ポインター |
DEDB上の同じ親のもとで発生した セグメント・オカレンスのチェーンを複数のグループ、すなわちサブセットに分れます。 各サブセット・ポインターはサブセットの開始位置を指します。 |
STC | Started Task Control 開始タスク制御 |
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STORCLAS | Storage Class ストレージクラス |
JCLのキーワード |
SUL | IBM Standard and User Labels IBM 標準ラベルおよびユーザー・ラベル |
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SVC | SuperVisor Call Instruction 監視プログラム呼出し命令 |
OSの制御プログラムの中核をなす部分であり、種々の統合的な 管理を行っているプログラムをスーパーバイザまたは監視プログラムという。 SVCはそれを呼び出すこと。SVCにより割り込みを発生させる。 |
SVF | Super Visual Formade | 帳票作成・出力のためのミドルウェア製品群。 |
SWA | Scheduler Work Area スケジューラー作業域 |
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SYNAD | Synchronous Error Routine Aaddress | 物理エラー・ユーザー出口ルーチン。同期エラー・ルーチン・アドレス |
SYSGEN | System Generation | 導入先のシステム構成や利用目的にあったSOSを作成するためにOSの構成要素の一部を再定義し再アセンブリーなどを行ってそれをOSに組み込む作業。 |
SYSOUT | 特定の出力装置に書き出されるカテゴリーの出力。AからZ、0から9または*で指定される。 | |
SYSPLEX | ユーザーのワークロードを処理するために、特定の複 数システムのハードウェアおよびソフトウェア・サービスを介して相互に通信およ び協力するMVSシステムのセット。 | |
SYSRES | System Residence Disk システム常駐ディスク |
OSの初期設定に必要な情報(OSの中核など)が入ったボリューム。 |