■  特殊なDDステートメント


次の特殊なDD名は、これらの名前がシステムに対して意味する機能を使用 したいときにのみ使用します。
JOBCATSYSCHK 
JOBLIBSYSCKEOV 
STEPCATSYSIN 
STEPLIBSYSMDUMP 
SYSABENDSYSUDUMP 
   
JES2システムのDDステートメントでは、次のDD名を使用しないでください。 これらはJES2では特殊な意味をもっています
JESJCLINJESMSGLG 
JESJCLJESYSMSG 
   
JES3システムのDDステートメントでは、次のDD名を使用しないでください。 これらはJES3では特殊な意味をもっています
JCBINJESJCLJS3CATLG
JCBLOCKJESMSGLGJ3JBINFO
JCBTABJOURNALJ3SCINFO
JESJCLINJSTJ3STINFO
JESInnnnJESMSGLGSTCINRDR
  TSOINRDR

EX1)
//JOBLIBDDDSN=aaa,DISP=SHR  ←JOBで使用するライブラリーの指定
//STEPLIBDDDSN=bbb,DISP=SHR  ←STEPで使用するライブラリーの指定

※1つのジョブ内の 1 つのジョブ・ステップ用に私用ライブラリーを定義するときは、 STEPLIB DD ステートメントを使用します。ジョブ・ステップに STEPLIB DDステートメントを 入れ、ジョブ全体に JOBLIB DD ステートメントを入れると、システムは最初にステップ・ラ イブラリーを探索し、その後でシステム・ライブラリーを探索して要求されたプログラムを見 つけます。システムは、STEPLIB DD ステートメントがあるステップについては、ジョブ・ラ イブラリーを無視します。

EX2)
//SYSUDUMPDDSYSOUT=x 

※SYSABEND、SYSMDUMP、およびSYSUDUMPのDDステートメントは ステップが異常終了した場合にシステムでダンプを作成するように指示します。


原典:日本アイ・ビー・エム株式会社
      GC28-1757-00
      OS/390 MVS JCL Reference
      (一部改変)

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