■  SORTWKnnについて


マニュアル(P.79)には下記のように記述されています。


SORTWKnn DD ステートメントは、分類するレコードの中間記憶域として使用される データ・セットの特性を記述します。また、これらのデータ・セットの位置も示します。

32よりも多いSORTWKnn DDステートメントを指定すると、最初の32ステートメントだけが使用されます。

DISK(SORTWKnn) の場合

  • 性能上の理由から、シリンダー割振りが望まれます。DFSORTでは、トラック またはブロック単位で割り振られた臨時の SORTWKnn データ・セット(ROUNDなし) は、 シリンダー単位に再調整されます。

  • ディスク作業域の場合、nnには00(最初の0は任意指定) 〜 99の10進数が使用でき、 その番号は任意の順序で使用できます。ただし、33よりも多くを指定すると、 最初の32ステートメントだけが使用されます。

    DFSORTは、SORTWKxおよび SORTWK0x形式のDD名を重複として取扱い、 最初のDD名以外は何回現れても無視します。
    たとえば、DFSORTがSORTWK4 DD... というDD ステートメントを読み取り、 その後で別のSORTWK04 DD... というDDステートメントを読み取った場合、 後の DDステートメントは無視されます。

  • 入力ファイルが非常に大きい場合を除き、通常は1つまたは2つの SORTWKnnデータ・セットだけで十分です。SORTWKnn データ・セットには、 小さなものをいくつか使用するより、大きなものを1つか2つ使用するほうが有利です。
    SORTWKnnデータ・セットは、異なる装置に配置するほうがパフォーマンスをあげることができます。
必要な作業スペースの大きさは、使用する仮想記憶域や装置タイプなどの、多くの 要因によって異なりますが、特に入力データ・セットのファイル・サイズの影響を 受けます。

多くの変数が関係するため、必要な作業スペースを計算するための正確な式が得ら れません。しかし通常は、以下のガイドラインが当てはまります。
  • 固定長レコード分類適用業務の場合は、通常、入力ファイル・サイズの 1.5〜2倍が適当です。

  • 可変長レコード分類適用業務の場合は、通常、入力ファイル・サイズの 1.5〜2.5倍が適当です。


◆ コラム

※しかし!、、、SORTWKnnを明示的に指定しなくてもたいてい大丈夫です!デフォルトでSORTWK01〜SORTWK04が動的にアロケートされます。

SORTWK0xを指定すると、OPTIONのDYNALOCはNとなり、
SORTWK0xを指定しないと、OPTIONのDYNALOCには、DYNALOC=(UNIT名 , 004)のように動的に割り当てたSORTWKの数が表示されています。



原典:日本アイ・ビー・エム株式会社
      SC33-4035-17
      DFSORT Application Programming Guide
      (一部改変)

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