コード |
原因 |
対処/備考 |
<プログラムのエラー> |
S0C1 |
オペレーション例外 |
命令でないものを実行しようとした〜LINKもれ、OPENしていないのにアクセスした場合。 |
S0C4 |
記憶保護例外 |
正しくないアドレスを参照しようとした〜DDがない場合、LINK先がない等。 |
S0C6 |
指定例外 |
奇数アドレスにブランチした。 |
S0C7 |
データ例外 |
比較、または、演算対象の項目がパック形式になっていない。 |
S0C8 |
固定小数点桁あふれ例外 |
|
S0C9 |
固定小数点除算例外 |
|
S0CA |
10進数桁あふれ例外 |
計算結果の桁があふれた(桁が足りない)。 |
S0CB |
10進除算例外 |
0で割ろうとした。 |
S0CC |
指数桁あふれ例外 |
|
S0CD |
指数除算例外 |
|
S0CE |
有効数字例外 |
|
S0CF |
浮動小数点除算例外 |
|
<DCBエラー>(SVC 19) |
S001 |
CLOSEエラー |
同じデータセットを2度CLOSEしようとした場合、
CLOSEしたデータセットをアクセスしようとした場合等。
JOBログに以下のようなメッセージがでている場合、たいていは入力のテープやVTSのDCBと、プログラムで指定しているDCB(特にブロックサイズ)が相違していると
このエラーになります。このエラーになると自動でCLOSEされてエラー終了します。
IEC020I 001-4 jobname,stepname,DDname,装置番号,volname
IEC020I DCB EROPT=ABE OR AN INVALID CODE, AND/OR NO SYNAD EXIT SPECIFIED GET ISSUED AFTER END-OF-FILE
|
S002 |
DCBエラー |
BLKSIZEがLRECLの倍数になっていないか、BLKSIZEがトラック・サイズより大きい場合。
また、ファイルをコンカチして処理している場合、一番大きなBLKSIZEのファイルがコンカチの最初になっていないと
このエラーになる場合があります。
プログラムで指定しているデータセット編成とJCLで指定しているデータセット編成が違う場合や、
VBファイルのレングスが不正な場合にもこのエラーになります。
|
S013 |
DCBエラー |
DCBが間違っている・DCBをオープンできない、インターナルリーダーでJOBを起動しようとしたがメンバーが存在しない場合。
S013-E1の場合は、入力ファイルのブロックサイズが、32,760を超えている場合です。
(ラージブロックインタフェースが使用されていない)
JOBログには以下のようなメッセージがでています。
IEC143I 013-E1,IFG0196L,jobname,stepname,DDname,xxx,volname,dsname
ADRDSSUでDUMPしたファイルをICEGENERとかでコピーしようとするとこのエラーがでます。
→ADRDSSUでDUMPしたファイルは、ADRDSSUでRESTOREしないと読めません。
|
S213 |
OPENエラー |
磁気ディスクのOPENエラー。磁気ディスク上に物理ファイルが存在しない場合。
JOBログには以下のようなメッセージがでています。
IEC143I 213-04,IFG0194D,jobname,stepname,DDname,xxx,volname,dsname
この場合、指定したvolnameのボリュームに物理的にデータセットが存在しないことを指しています。
|
S214 |
CLOSEエラー |
磁気テープ上CLOSEエラー。
JOBログには以下のようなメッセージがでています。
IEC210I 214-0C,IFG2000Y,jobname,stepname,ddname,xxx,volname,dsname
この場合、指定したDCBと違うフォーマットのテープをマウントしたことを指しています。
|
S413 |
OPENエラー |
磁気テープ上に物理ファイルが存在しない場合、UNITパラメータやDISPパラメータが間違っていて、磁気テープがOPENできない場合です。
JOBログには以下のようなメッセージがでています。
IEC145I 413-08,IFG0194K,jobname,stepname,ddname,xxx,,dsname
この場合、指定したvolnameのボリュームに物理的にデータセットが存在しないことを指しています。
DISPパラメータが間違っているとリーズンコードは18になります。
|
S613 |
TAPEのOPENエラー |
磁気テープのOPENができない場合。
JOBログには以下のようなメッセージがでています。
IEC147I 613-1C,IFG0194K,jobname,stepname,ddname,xxx,,dsname
IEE763I NAME = IFG0194J CODE= 6131C
IEC147I LOGREC ID =
IEE763I NAME= CBRLLACS CODE= 14066
CBR4000I LACS MOUNT PERMANENT ERROR FOR DEVICE nnnn
CBR4102I UNEXPECTED OR INAPROPRIATE RESPONCE FROM LIBRARY nnnnnnn
IEE764I END OF IEC147I RELATED MESSAGES
TAPEをDISP=SHRでしていると、他のJOBで資源を使用しようとするとこのエラーになります。
|
S813 |
区分ファイルのメンバーエラー |
磁気テープ上のデータ・セットに対してのエラー
|
S913 |
セキュリティエラー |
RACFのエラーの時など |
<キャンセル>(SVC 34(MGCR)) |
S222 |
オペレータキャンセル |
コンソールからキャンセルされた場合です。
JOBログには以下のようなメッセージがでています。
IEF450I jobname,stepname - ABEND=S222 U0000 REASON=00000000 nnn
TIME=hh.mm.ss
|
S522 |
タイムアウト |
TSOの未使用時間が長く自動切断された時にこのエラーになる場合があります。
その場合JOBログには以下のようなメッセージがでています。
IEA631I OPERATOR userid NOW INACTIVE, SYSTEM=systemname ,LU=luname
IEF450I userid jobname stepname - ABEND=S522 U0000 REASON=00000000 nnn
TIME=hh.mm.ss
|
S322 |
タイムオーバー |
EXECまたはJOBステートメントのTIMEパラメーターを超えて実行した時。 |
S622 |
ユーザーキャンセル |
TSOからのJOBの場合 |
S722 |
SYSOUTのラインオーバー |
JES2…JOBPARMステートメントのLINESおよびCARDSパラメーターで指
定されたジョブ出力制限を超えた場合。
JES3…MAINステートメントのBYTES、CARDS、LINES、およびPAGESパラメーターで指定された
ジョブ出力制限を超えた場合。 |
S822 |
リージョンが確保できない |
REGIONを小さくする。REGIONを指定していない場合は明示的に指定する。最大限の空間を割り当てるにはREGION=0Mを指定します。
JOBログには以下のようなメッセージがでています。
IEF085I UNAVAILABLE,ERROR CODE=20
IEF187I jobname FAILD - SYSTEM ERROR IN INITIATOR
IEF450I jobname,stepname - ABEND=S822 U0000 REASON=00000014 nnn
TIME=hh.mm.ss
|
<LINK関連>(SVC 6(LINK)) |
S106 |
ロードエラー |
制御プログラムが、要求されたプログラムを仮想記憶域に取り出そうとしたと
きに、エラーを検出した。
REGIONを指定してみるとうまくいくことがあります。
S106はロードモジュールをロードしにいって、リージョン不足で、S878はその後のOS使用分についてのリージョン不足。
|
S706 |
リンクエラー |
ロード・モジュールに実行不能の印が付けらた。
要はLINKエラーです。LINK時のロードモジュールのライブラリーを見直してみてください
JOBログには以下のようなメッセージがでています。
CSV016I REQUESTED MODULE xx IS NOT EXECUTABLE
CSV028I ABEND706-04 JOBNAME=jobname STEPNAME=stepname
|
S806 |
実行Moduleなし |
JOBLIB or STEPLIBを指定するとうまくいきます。
JOBログには以下のようなメッセージがでています。
CSV028I ABEND806-04 JOBNAME=jobname STEPNAME=stepname
IEA995I SYSPTOM DUMP OUTPUT nnn
SYSTEM COMPLETION CODE= REASON CODE=00000004
;
レジスターの値
;
IEF450I jobname,stepname - ABEND=S806 U0000 REASON=00000004 nnn
TIME=hh.mm.ss
|
<DISK関連>(SVC 55(EOV)) |
SB37 |
ファイル拡張のエラー |
SPACEパラメータで指定している容量が足りない場合
JOBログには以下のようなメッセージがでています。
IEC0301 B37-04,IFG0554A,jobname,stepname,ddname,xxx,volname,dsname
この場合、SPACEパラメータで指定した増分を全て使い果たした場合です。
増分は合計で15回です。例えば、SPACE=(TRK,(1,1))と指定すると、合計16トラックが割り当てられます。
|
SD37 |
DISKの拡張エラー |
区分データセットの時、要コンプレス |
SE37 |
区分データセットの登録簿エラー |
登録簿が不足しています。区分データセットを作成しなおす必要があります。
JOBログには以下のようなメッセージがでています。
IEC0321 E37-04,IFG0554P,jobname,stepname,ddname,xxx,volname,dsname
|
<その他> |
S337 |
CLOSEエラー |
|
S737 |
OPENエラー |
入力データセットを複数コンカチして指定している場合、いずれかのデータセットが存在していない場合このエラーがでます。
JOBログには以下のようなメッセージがでています。
IEC027I 737-40,IFG0552X,jobname,stepname,ddname,xxx,volname,dsname
|
S804 |
GETMAINエラー |
要求した記憶域がない場合。 |
S80A |
GETMAINエラー (SVC 10(GETMAIN)) |
記憶域不足(BATCH処理)→REGIONを大きくする。 |
S878 |
GETMAINエラー |
記憶域不足(BMP処理)→REGIONを大きくする。 |